ごきげんよう!失恋して1ヶ月のアラサー、エリーです。
恋多き女の私は、過去に何度も失恋しては死ぬほど落ち込んできました。
中には、つらすぎて1週間で10kg以上も痩せた失恋もあったものです。
しかし、何度も失恋を経験すると「今はこの時期だけど、しばらくの辛抱だな。」と分かるようになります。
失恋自体はつらいものの、前向きに考えられるようになるんです。
今回は、過去何十回と失恋してきた私が「失恋から最速で立ち直る5ステップ」をご紹介します。
今、失恋がつらくて死んでしまいそうだと泣いてばかりのあなた、そんなあなたの力になれたら嬉しいです。
パッと読むための見出し
失恋がつらいのは当たり前。思いっきり落ちこもう

失恋すると、皆さんが最初に思うことは何でしょうか。

と、元彼・元カノへの思いを反芻するでしょうか。それとも

と、次の出会いへ頭を切り替えるでしょうか。
いずれにせよ、「失恋して落ち込むのは悪いことだ」とは決して思わないでください。
この世に、「こうすべき」と決められていることなんて、法律以外にはないんです。

と、無理して、自分の気持ちに逆らって失恋を振り切る必要はありません。
ゆっくりと失恋の苦しみを吐き出してから、行動するべきです。
もしあなたが本気で、「失恋を乗り越えたい」「新しい恋に進みたい」と思うなら、以下の5ステップを実践してみてください。
それぞれのステップにかかる時間は、もちろん人それぞれ違います。
私個人が各ステップにかかった時間を、一応目安として書いていますが…私は「切り替えが早い」人間なので、あまり参考になさらぬよう。
さて、では早速「失恋を最速で解消する5ステップ」をご紹介します!
ステップ1「元彼・元カノを喪失した悲しみに浸る」

ステップ1は、「元彼・元カノを喪失した悲しみに浸る」期間です。
私はだいたい1~2週間くらいかかりました。
最初の1週間では、SNS上の友人も含め、母や友人たちに、「彼と別れて寂しい」と言いまくりました。
生真面目なあなたは

と思うでしょうが、この期間は、聞かされる側の気持ちなんて考慮しなくていいです。
なぜなら、だいたいみんな、人の恋愛話なんて話半分にしか聞いてないから。
こういう辛いときのために、日頃から貸しを作っておきましょうw
ステップ1の期間は、思う存分泣いて、叫んで、苦しむのがいいです。
この時点で、変に「泣くのはかっこ悪い」とか思って我慢してしまうと、逆に感情が行き場を失って、失恋の喪失感を長く引きずることになります。
そして、ステップ1で気をつけてほしい2つのポイントがあります。
- 元彼・元カノとの思い出データを全て消す
- 別れた理由を分析するあまり、自虐するな
この2ポイントです。では、まずポイント1からご説明しましょう。
元彼・元カノとの思い出をすべて消す

写真やLINE、電話の記録、SNSのつながり…すべて消しましょう。
「そこまでやらなくても…」と思っている、あなた。
そこまでやれば、失恋の苦しみから解放される期間はより短くなりますよ。
写真が1枚、LINEのやり取りが1通残っているだけでも、それをきっかけに過去のさまざまな思い出が引き出されませんか?
過去の思い出で自分を苦しめたいなら、残しておくのもいいでしょう。
しかし、失恋の苦しみから少しでも早く開放されたいなら、それらはすべて消すべきです。
私も最初は泣きながら消しましたが、別れて1週間もすれば「そんなものは存在しない」という現実に慣れてくるので大丈夫です。
別れた理由を分析するあまり、自虐するな

ポイント2は、特に真面目で優等生タイプの人に注意してほしいです。
まじめな人ほど、「別れた原因は、自分にもある。原因を探さないと」と別れた理由を分析しようとします。
客観的に分析しているうちはいいのですが、考えが煮詰まってくると「なぜあんなことになったの」と自分を責め始めます。
もし答えが行き詰まって「もしあの時ああだったら…」「私がこうしていれば…」と、仮定の話で自分を責め始めたら、もうそれを考えるのはやめてください。
仮定の話で自分を責めても、次の恋愛には活かせません。
分析とは、事実だけで行うものです。
自虐という感情論に発展している時点で、それは正しく分析できていないのです。
ここで、エリーが実践している「客観的な失恋理由分析方法」をご紹介しましょう。
- まず事実だけをノートなど紙いっぱいに書き出します。彼の起こした事実、私の起こした事実を右・左それぞれに書きます。
- 中心に「別れた理由は何か?」と書きます。
- 結果には必ず原因があります。何が理由で何が起こったのか、事実同士を線で結びます。
- 結果、「この事実同士がこじれたんだな」と、失恋の原因を可視化できます。
- 一番下に、結論を書きましょう。
こんな感じですね。
ちなみに私の場合は、こういう風に書きました。

こうやって見てみると、すごく整理されますよね。
私の場合は、彼と同棲するためのコミュニケーションは積極的にとっていましたが、彼が「自分のしたいことを言えない」性格の人だったので、彼だけが同棲のストレスを溜めてしまい別れることになりました。
お互いに大嫌いになったわけではなかったけれど、「お互いに自分のしたいことは強く主張すること」「愛情を伝えすぎると、慢心や飽きが生まれる」ということがわかりました。
この方法をとるにあたって、注意することは「あまり考えすぎずに書く」ということです。
客観的に書こうと努力しても、人間は主観的に事実をとらえる生き物です。
あまり「客観性」に囚われすぎず、自分の気持ちを吐き出すための一手段として使ってみてください。
どんなことがあっても、自分を責める結論には、決してしないでください。
恋愛はどちらが悪いということは絶対に、100%ありえません。
愛に罪はないのです。どちらもの方向性が違っただけなのです。
悲しみにひたるあまり、自分を責めないようにしましょう。
ステップ2「前に進まなきゃという苦しみ・もがき」

しばらく失恋の悲しみにひたると、次に訪れるのは「前に進まなきゃ」というステップ2です。
私自身の経験だと、ステップ2〜4が一度に来ることもあれば、各ステップをひとつずつ踏んでいくこともあります。
ステップ2で注意すべきなのは、「前に進まなきゃ、幸せにならなきゃ」と自分を追い詰めないことです。
前に進もう、幸せにならなくてはと自分を追い立てても、心はまだそれについていけてない…。
そんな状態でもがいても、心は悲しみをずっと感じ続けているので、失恋の苦しみは逆に長期化してしまいます。
まだつらいなあと思ったら、悲しみにどっぷり浸りましょう。
前にすすみたい、幸せになりたいという気持ちは、悲しみが癒えると自然と湧いてきます。
自分で積極的にそう考えなくてはと思わなくていいです。
心は、自然と移り変わっていきます。心の動くままに任せて、あまり自分を追い込まないことです。
ステップ3「裏切り・無理解さへの怒り・憎しみ」

あなたが元彼・元カノと別れた理由はいろいろあるでしょう。
「いきなり距離を置かれた」「浮気された」「好きな人ができたと言われた」など。
そういう場合、相手からの裏切り・無理解さへの怒りや憎しみが湧きますよね。
一番良い解消法は、ブログやノートなどにめちゃくちゃ長文で書きなぐることです。
あらゆる罵倒の言葉を使って、元彼や元カノをボロクソに言いましょう。
この時、「俺・私にも悪いところがあったから…」なんてお人好しなことは考えなくていいです。
とにかくあいつが悪い、全ての元凶はあいつだ、地獄の業火に焼かれて死んでしまえばいい…
そう思いながら、脳内でめちゃくちゃに元カノ・元彼をスプラッターすると気分がスッキリしますよ。
ステップ4「そんなこと考えても仕方ない」

この段階は、「ステップ1〜ステップ4」それぞれの段階の私が常に脳内にいる感じです。
ステップ1の私は、「悲しい、つらい。まだ大好きなのに」と叫びます。
ステップ2の私は、「彼女・彼ももう前を向いてるよ。私のことなんてもうすっかり忘れてるよ。私も早く前を向かなきゃ」とけしかけます。
ステップ3の私は、「なんでこんなことになったの!彼女・彼があんなことしなければ!」と泣きわめきます。
そして、ステップ4の私が、ステップ1〜3の私に、「そんなギャーギャー言ってても仕方ないじゃない。」となだめます。
この状態は、めちゃくちゃ体力を消耗します。
この期間はだいたい1〜2週間くらいあったかな。
でも、これが出てきたら「ああまた雑念を載せた列車が頭の上を通ってるな」「私は肉の器にすぎなくて、こういう雑念や記憶は一瞬のにぎやかしにすぎない」と思うようにしましょう。

そうすると、ステップ5にいきやすくなりますよ。
ちなみに、このステップ4が数年間続く人もいます。
他人はあなたの恋のつらさを理解することはできません。
あなたが愛した元カノ・元彼でさえも、あなたの苦しみを本当に理解することはできないでしょう。
数年間苦しむのは自分自身にも負担がかかります。
でも、あなたの心がそれを望むなら、とことん付き合ってあげましょう。
無理に心を封じ込めて生きると、人生のどこかでほころびが出ます。
何かをきっかけに、悲しみや苦しみ、怒りがマグマのように噴出することになるでしょう。
それなら、今思い切り落ち込んで、泣いて、悲しんで、怒って、気持ちを全部吐き出しましょう。
何が「失恋の終わり」かは、人によります。
でも、自分のやりたいことを日々やって、自分なりの人生を歩めているなら、それはきっとかなり失恋の傷は癒えていると言えるでしょう。
ふと元カノ・元彼を思い出すのは、仕方ありません。
彼、彼女は、あなたの人生にとって、どんな意味においてもかけがえのない人だったということです。
いい思い出ばかりではないでしょう。イヤな思い出の方が多いかもしれません。
なのに思い出してしまう、それが辛いという人は「記憶を消す」努力をしましょう。
記憶を消す方法については、以下の記事でご紹介しているので参考にしてみてくださいね。
ステップ5「思い出す機会が急減」

ステップ5は、急に訪れます。突然ぐんと楽になりますよ。
ステップ4から5に行くきっかけは人それぞれなんですが、私の場合は、アイドルマスターSide Mという二次元男性アイドルたちのおかげで吹っ切れました。
たまたまyoutubeを見ていたら、彼らの中の人(声優さん)たちが一生懸命歌って踊っている動画を見つけたんです。
彼らがリリースしている「STARLIGHT CELEBRATE!」という曲の歌詞「まっすぐに行くだけ 一番高いところへ」という言葉が胸にガンと響いたんです。
この「アイドルマスターSide M」は男性新人声優たちの登竜門なんですが、みんなめちゃくちゃ頑張ってています。MCを聞いていると、誰もがめちゃくちゃもがいてるんです。
2017年2月10・11日に第2回目のライブが開催されたんですが、ライブレポートとライブ、そして第1回目のライブとライブレポートを見ると、さらに感動します。
第2回目のライブ
第2回目のライブレポート
THE IDOLM@STER SideM 2nd Stage ~ORIGIN@L STARS~ 感想
第1回目のライブ
必死で、笑顔で頑張っている彼らは眩しくてかっこよくて、いつの間にか自分もぼろぼろ泣いていました。
輝くキャストの皆さんを見ていたら、私もまっすぐに、一番輝く未来を探したいと思えてきたんですよね。
なので、ステップ5に行くきっかけは人それぞれとはいえ、「頑張ってる初々しい人たちを見るといい」と思います。アイドルとか、高校野球とか。
頑張っている人を見つけて、ハマってみてください。
失恋がつらいのは当然。ゆっくりと傷を癒そう

これは個人差があるんですが、ステップ1〜5を経験したらそれ以降全く苦しまない人もいますし、ステップ1〜5を2回・3回と繰り返して苦しむ人もいます。
けれど、どちらにも共通して言えるのは、「3ヶ月経てば、失恋直後ほどの苦しみはなくなる」ということです。
失恋直後は、胸がかきむしられるような苦しみに「こんなつらいなら死んでしまいたい」と思うでしょう。
「もう恋なんてしたくない」「彼女、彼以上の人なんていないんだ」と自分を責めることもあるでしょう。
でも、3ヶ月も経てば、あなたのその苦しみは驚くほど軽くなっています。
実際、私も失恋から1ヶ月が経って、失恋直後に比べてこんなに心が軽くなるものかと驚いています。
それに、失恋がつらいのは当然なのです。
村上春樹も言っていますが、彼女・彼と付き合っていた時、世界であなただけが彼女・彼からの愛情をひとりじめにしていたんです。世界の誰よりも幸せだと感じていたでしょう。
その幸せをひとりじめにしていたぶん、あなたは元カノ・元彼を失った苦しみにも、ひとりで耐えなくてはいけないんです。
でも、苦しみという雨は、必ず幸せの花を咲かせます。
雨を受け止めようと努力した人ほど、美しい花を咲かせられます。
雨が当たっていたい、つらい、と逃げていたら、花は咲かず枯れてしまいます。
涙はあなたの体の中の悲しみが出たものです。
涙を流したぶん、あなたはこころ軽やかに美しくなれます。
自分を責めず、愛し、慈しみましょう。
失恋から立ち直る心構えは、決して焦らないことです。
私もまだ失恋の傷は完全に癒えてはいません。
そして、きっと、人生で何度も彼のことを思い出すでしょう。
今も心から、彼が愛してくれたことに感謝しています。
感謝を胸に、ゆっくり前を向いて進んでいけたらいいなと思っています。
私と一緒に、失恋の傷を癒やしていきましょう。